「一冊でわかる」歴史書シリーズ、第2弾はドイツ史の本です。
『一冊でわかるドイツ史』 関眞興 著 河合書房新社
以前読んだ北欧史は北欧5か国を同時に解説していたので頭がこんがらがりましたが、これは1つの国なのでわかりやすいです。
地図を多く使っていて年表もついていますし、恒例の有名人紹介もちゃんとあります。
私はドイツの歴史というと19世紀のプロイセン、第一次世界大戦、ナチスと第二次世界大戦、ベルリンの壁崩壊…とほぼ近代の知識しかありませんでした。
この本ではサラッとですが、中世までの解説もしてあります。
ドイツ・フランス・イタリアはもともとフランク王国というひとつの国だったんですね~。
フランク王国が3つに分割されてその1つが東フランク王国になり、神聖ローマ帝国になり、やがて帝国内に小さな国がいっぱいできて…。
19世紀にようやく、ドイツ連邦なるものが成立しました。
それでも20世紀の後半あたりは東西に分裂していたので、いまのドイツができたのってホント最近ですよね~。
ちなみに英語でドイツのことを「ジャーマン」と呼びますが、これは古代ローマが「ゲルマニア」と呼んでいたのに由来します。
ゲルマン人の国、という意味ですね。
そしていまのドイツ語の原形になったのは、ルターが翻訳した聖書なのだそう。
誰もが知っているキリスト教改革の偉人がそんなところでも貢献しているとは、驚きです。
でもいちばん驚いたのは、
フォルクスワーゲンはヒトラーがプロデュースし、ポルシェが開発した
という記述でした。
フォルクスワーゲンもポルシェも有名な車ですが、てっきり60年代とかそこらに作られたと勝手に思っていました…。
フォルクスワーゲン、高級車じゃなくて大衆車なんですね。
これも知らなかった…。
あとメルケル元首相って、東ドイツの物理学者だったんですね!
この本には書かれていない、当時女性の首相をあらわす単語がなくて困ったという話は知っていたんですが。
わかりやすくて面白い書籍なので、ドイツ史の入門書を探している方にはおすすめです。
