『ラプラスの魔女』感想

 ※若干のネタバレを含みます。




東野圭吾の『ラプラスの魔女』を読みました。

ラプラスシリーズ第1巻です。


前回紹介した『魔女と過ごした七日間』は3作目だったんですね。

読む順番を間違えました(笑)。


映画化されている有名作品だけあって、この本も面白い内容でしたよ。

集中して一気に読んじゃいました。


~冒頭のあらすじ~

とある温泉地で、硫化水素中毒による死亡事故が起こる。

温泉のガスによるものということで事件性は無いように思われたが、一緒に旅行に来ていた被害者の妻がどうにもあやしい。

若すぎるし、被害者が大物映画プロデューサーということを考えると、財産目当てで結婚したのは明白。
おまけに亡くなる少し前に、夫に多額の保険金をかけていた。

死亡した場所も山奥で不自然だし、遺産目当てになんらかのトリックを用いて殺害したのでは?
専門家の大学教授は、他殺は不可能だと断定するが…。

その後遠く離れた別の温泉地で、同様の事故が起こる。
被害者はまたもや映画関係者で、しかも最初の被害者とつながりがあって…?!


こんな感じで、場面はいろんな人物の視点で展開します。


そして2つの事故現場に現れる謎の女性、プロローグで竜巻によって母親を失った少女こそ「ラプラスの魔女」。

このシリーズの主人公、羽原円華です。


ちなみにラプラスとは数学者の名前で、本の元ネタである「ラプラスの悪魔」を提唱した人物です。

この世のすべての原子の位置と運動量を把握し解析できれば、未来の状態を完全に知ることができる…それが可能な超越的存在をラプラスの悪魔といいます。

物理演算でなんでもピタリと予知してしまう、主人公にふさわしい名前ですね。


ちなみに前回の記事で彼女を物理学者ではないかと書きましたが、違いました。

じゃあ何者かというとネタバレになるので、実際に本を読むことをおすすめします。


しかしこの能力、ミステリー小説の原則からみるとどうなんでしょうね。

調べたら空想科学ミステリーいうジャンルになっていましたけど。

まあ最近は天使や吸血鬼が探偵やってたりするので、なんでもアリですね。


そしてもやっとしたのは最後です。


あの人物は本当に自殺だったのか?

犯人の行方は?


少しの謎を残したまま物語は終わります。

シリーズ全巻読めば、わかるときが来るのでしょうか…。


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